こんにちは(^o^)丿
9月に入って涼しくなったかと思いきや、また夏の暑さが戻ってきてしまいましたね。
まだまだ残暑は厳しそうです(*´з`)
さて、今回はお寺の納骨堂の増築工事をご紹介します。
納骨堂とは、ご遺骨を収蔵することができる「納骨スペース」です。
昔はお墓を建てるまでお寺の境内で一時的にご遺骨を預かる建物を指していましたが、最近ではニーズに合わせて、お墓の代わりとして利用する施設としても認知が広がっています。
納骨堂は大切なご遺骨を保管する建物なので、耐火建築物として建築することが決まっています。
耐火建築物とは、その名の通り主要構造部が耐火構造であるもの又は耐火性能検証法等により火災が終了するまで耐えられることが確認されたもので、外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に防火戸等を有する建築物のことをいいます。
昔は鉄筋コンクリート造でしか建てることができませんでしたが、ここ2~3年で木造でも耐火建築物が建てられるようになりました。
木造で建てられることにより、鉄筋よりも地盤改良の負担が軽減され、施工や解体にかかる工期も短縮できるというメリットがあるんですよ(*^^*)
耐火木造は、木造軸組工法による耐火建築物の基準に則って施工します。
まず、施工前の納骨堂はこちら
既設の納骨堂の前のスペースに新しく納骨堂を増築します。
最初は基礎工事から。
基礎が完成したら建方で構造部を一気に組み上げます。
外壁は下地合板を張ったあとに透湿・防水シートを張って建物の耐久性を高めます。
内壁は「準耐火構造」例示仕様対応の断熱材を敷き詰め、耐火木造の施工ガイドラインに則って、プラスターボード→アルミシート→プラスターボードの順で仕上げます。
こうすることで万が一火事になったときにビスに伝わる熱が逃げ、延焼を防ぐ効果があるそうです。
さらに開口部にはスチール防火戸を設置。
二重扉になっており、防火戸をあけると趣のある格子戸が現れます(*^^*)
ゆったりとしたまとめ動画も作成いたしましたのでよろしければご覧ください(*^^*)