こんにちは(^▽^)
三寒四温とはよく言ったもので、寒くなったり暖かくなったり、少しづつ春が近づいてきましたね✿
さて、今回ご紹介するのは、熱田区大瀬子町にある『旧魚半別邸 洋館』の改修工事です。
↓↓↓ 全景はこちら ↓↓↓
向かって左側が洋館、右側が和館です(^^)
見るからに歴史がありそうなこの建物。
この建物が建っている大瀬子町は、東海道唯一の海路であった宮の渡しの船着き場があった場所で、熱田の歴史を語る上で欠くことのできない地域です。
その中でも旧魚半別邸は、東海地域では最古の鉄筋コンクリート構造の建物である可能性があり、第二次世界大戦での熱田大空襲では焼夷弾の驚異から免れ、伊勢湾台風の洪水からも難を逃れた、大変強運な建造物なのです。
洋館・和館併置型の住宅で、明治29年に創業された料亭魚半の経営者の本邸として建てられ、名古屋市の「登録地域建造物資産」第29号・第30号にも認定されています。
現在も、NPO法人堀川まちネット様が主となり、旧魚半別邸を宮の駅観光案内所や交流サロンとして活用しています。
今回改修させて頂く洋館は、大正時代に建てられた、名古屋で初期の鉄筋コンクリート住宅です。
白いタイル貼りの洋館の1階の窓に鉄製のシャッターがあり、2階の窓には、観音開きの鎧戸があります。
手すりやバルコニーは、大正時代に存在したとは思えないようなお洒落なデザインになっています♪
ただ、やはり経年劣化で、建物の外装のタイルが剥離しかけていたり、窓の鉄製の手すりが腐食して脱落しかけている等、近年では熱田の魅力を伝える発信拠点とするには安心して使用できない状態にありました。
『明治・大正・昭和と生きた建物を次世代へつないでいきたい。』
今回、NPO法人堀川まちネット様がクラウドファンディングで改修費用を募り、見事目標達成!
改修工事に至りました。
脱落しかけていた窓の手すりや、細かい亀裂や剥離などもモルタルやコーキングで補修・補強し、2階の窓から垂れていたサビも外壁洗浄で綺麗になりましたよ(^▽^)
堀川まちネット様は、旧魚半別邸という歴史的建造物を利用して様々な体験型学習を提供する人、体験したい人を結ぶプラットホームを創ることを目指して現在活動されています。
洋館の改修で、安全に活用していただく環境も整いました!
もっともっとこの活動が広がっていくことを期待しています(^▽^)
★NPO堀川まちネット様の活動はこちらから
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