地球温暖化が今のまま進むと、今世紀末には大雨が増加し、河川の洪水リスクが現在と比べる
と1.8~4.4倍になると予測した。
東京、大阪、伊勢湾沿岸では海抜ゼロメートル地帯の面積が1.5倍に広がり、
高潮被害の危険性が高まるとも指摘。日本の気候や水環境、生態系などに影響が懸念されるとしている。
日本の今世紀末の平均気温は20世紀末に比べ2.1~4.0度上がる。温暖化が続くと、
全国では真夏日(最高気温30度以上)が現在より年間25日増えると予測した。
また1時間に50ミリを超える強雨の頻度がすべての地域で増え、
強い台風が接近する回数も増えるとした。
政府は14年度をめどに、治水・洪水管理、熱中症や感染症への対策、生態系の保全などの対策をまとめる方針。
二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスを減らしていく対策とともに、温暖化に備えた対策を打ち出し、
影響を最小限にとどめる考え。
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