南海トラフを震源とするマグニチュード(M)9級の巨大地震が起きた場合の都内の被害想定を公表した。
台東、江東、大田区などの一部地域で震度6弱に達し、東京湾沿岸部で2メートル超の津波が到来すると想定。
島しょ部では津波などで最大で約1800人(国の想定では1500人)の死者が出ると推計した。
東京湾での最大津波は江東区の2.48メートル。中央、品川区などでも2メートル超の津波を予想する。
ただ、東京湾の防潮堤の高さは3.5メートルあり、水門を閉めた場合、河川敷が若干浸水するにとどまると予想。
死者などの人的被害はゼロとした。
一方、島しょ部では冬の深夜に地震が発生し、10分以内に避難を始められる人の割合が2割の場合
津波による死者は最大1764人に達するとした。
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